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2015
06.26

衰えぬ中国マネー

Category: ニュース
 
 日本経済新聞2015年4月18日の記事「日本不動産の『爆買い』後押し 中国金融機関に密着」によると、東京都内を中心に中国マネーが日本の不動産を買収する動きが加速しています。



衰えぬ中国マネー 
(イメージ画像)



 同紙上では、ある香港の夫婦が東京都練馬区江古田駅近くの新築一戸建てを購入した事例を紹介しています。その価格は7000万円とのことですが、資金を拠出したのは中国国有大手商銀の中国銀行東京支店で、資産評価額の7割にあたる約4000万円を融資したとのことです。

 香港では不動産価格の上昇が続き、同じ7000万円を投じても香港島なら40平米の中古マンションがせいぜいで、マカオ中心部に至っては駐車場1台分の敷地で4000万円以上もするという状況なのです。

 中国の金融機関では、東京五輪を控えた大規模再開発や外国人観光客増加による地価上昇を見込んで、日本の不動産購入に対する融資を積極的に行っており、居住・投資両面から日本買いを後押ししています。




 中国マネーによる日本買いは、商業用不動産にも波及しており、その流れは東京以外の地域にも及んでいます。「くいだおれ太郎」で知られる大阪市中央区道頓堀にある商業ビル「中座くいだおれビル」を、香港を拠点とする投資ファンド「ダイナスティ・ホールディングス・インターナショナル・リミテッド」が2015年2月に100億円で買収しました。

 同ファンドは台湾の投資家マネーを資金源にしており、2013年1月に日本に拠点を開設していましたが、扱う物件は日本各地におよび、これまで大阪、福岡、札幌などを中心に買収した実績を持っています。




 中国マネーは日本の文化施設にも投資の手を伸ばしています。東京都目黒区にある結婚式場とオフィスの複合施設「目黒雅叙園」は、大手不動産事業会社の森トラストが2014年8月に米投資会社から購入しましたが、2015年1月に米不動産投資顧問会社が編成した特定目的会社(SPC)に転売しました。

 そのSPCですが、米投資顧問会社の出資比率はわずか2.5%で、残りの97.5%はあの映画「ハゲタカ」にも登場していた中国の政府系ファンド「チャイナ・インベストメント・コーポレーション(CIC)」だったのです。東京都指定有形文化財「百段階段」も含まれる国内有数の結婚式場も、中国政府の手に落ちた訳です。




 毎年2月の春節(中国の旧正月)には、中国人観光客が来日して日本の家電や日用品などを「爆買い」していきます。日本製品が信用できるというのが主な理由なのだそうですが、名所やシンボルまで爆買いされるとは。ゴッホのひまわりやロックフェラーセンターを日本企業が買収した、あのバブル期を思い出します。




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