FC2ブログ
2015
06.23

多様なニーズを叶える「シェア」

Category: ニュース
 
 日本経済新聞web版2015年4月1日の記事「1泊3300円も 交流できる安宿・ゲストハウスが普及」によると、外国人観光客増加に伴い、「ゲストハウス」と称する新たな宿泊施設が話題になっています。低料金でありながら、清潔感とデザイン性があり、バーやサロンなどの交流の場も備えるゲストハウスは、外国人はもちろん国内の若者にも人気を博しています。



多様なニーズを叶える「シェア」 
(イメージ画像)


 東京五輪開催や和食ブームなど訪日外国人宿泊客の増加に伴い、ゲストハウス事業はここ数年増加傾向にあります。JR秋葉原駅(東京都千代田区)近くに、シェアオフィスやコーポラティブハウス(組合事業型集合住宅)など、「交流」をテーマに建築を手掛けるUDS株式会社(東京都渋谷区)がデザインした「グリッズ秋葉原」というゲストハウスが、2015年4月21日にオープンしました。

 既存ビルを改装したこの施設は、ゲストハウスの世界基準とされる「男女混合の相部屋」がメインになっていて、リビングのような談笑空間やカフェも備えており、宿泊客どうしのコミュニケーションが図れる造りになっています。




 国内のゲストハウスは、2010年にJR上野駅(東京都台東区)近くにオープンした「ゲストハウスtoco(トコ)」が先駆けの1つと言われています。築90年超の日本家屋に、リノベーション&コンバージョンを施して開業したこの施設では、外国人向けに大型の手作り2段ベッドを備え、バーやギャラリーも設置しました。

 また、外は日本庭園、隣は神社という日本文化を満喫できる環境が外国人にうけ、多くの口コミやリピータが宿泊していくのだそうです。tocoはこれまでに、都内にもう1店舗、京都に1店舗開業しました。




 「交流」「シェア」をコンセプトとする施設は、さらなる進化を見せています。築30年以上の一軒家を、クリエイター集団が集うシェアハウスにリノベーションした、その名も「箱庭の住めるアトリエ」という作業場兼シェアハウスが、2015年3月東京都杉並区西荻窪で募集をスタートし話題になっています。

 間取りもクリエイターを意識したものになっていて、1階は居室1部屋に、LDKと作業用アトリエ、2階は居室5部屋のシェアハウスという、「創造」と「シェア」が同居した造りが特徴的です。

 この「箱庭の住めるアトリエ」は、ウェブメディアや雑誌の編集を手掛けるRIDE MEDIA&DESIGN株式会社が運営する「女子クリエイターのためのライフスタイル作りマガジン『箱庭』」によるプロデュースで、実際にワークショップなどで知り合った読者のニーズが、「箱庭の住めるアトリエ」に生かされています。




 最新の設備や利便性などの不動産マーケティングとは一線を画す「ゲストハウス」や「箱庭の住めるアトリエ」は、本当はあったけれど注目されなかった需要に、光を当てたかも知れません。




コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top