FC2ブログ
2015
06.10

懐かしさを舞台にした不動産活用

Category: ニュース
 
 日本経済新聞2015年3月9日の記事「廃校転用、雇用生む 野菜生産や宿泊施設」によると、小学校など廃校になった校舎を、地域の施設や店舗などに転用する取り組みが全国各地で行われています。リノベーションやコンバージョンといった既存建物の有効活用が盛んになっている昨今、新たな不動産市場として関心が寄せられています。



懐かしさを舞台にした不動産活用 
(イメージ画像)



 茨城県南部の廃校舎では、東京都内のコンサルティング会社が主導し、野菜工場に転用されることになりました。この計画では、現地採用による雇用創出と新たな農業人材の確保も事業の目的としており、空き教室では農業体験ができるなど観光施設としての活用も視野に入れているとの事です。




 東京都世田谷区にある廃校舎では、デザイン・建築・映像といった「ものづくり」をテーマとした交流施設・ワークスペースとしてリニューアルされました。この施設では、個性豊かなクリエイターの方々の仕事場はもちろん、ギャラリーやカフェ、影写室、会議室などをパブリックスペースとして一般開放しています。




 新潟県長岡市の廃校舎の場合は、レストランを主体にした複合施設として生まれ変わりました。「和島トゥー・ル・モンド」という名前のこのレストランは、週末のディナータイムは予約で満席になることも珍しくなく、地元の方はもちろん、遠方からも足を運ぶお客さんも多いとか。さらに、結婚パーティ会場としても人気を博しており、老若男女を問わず多くの利用者の支持を集めています。




 最後に、北海道夕張郡の廃校舎を転用した事例を紹介します。「雨煙別(うえんべつ)小学校コカ・コーラ環境ハウス」という名前のこの施設は、財団法人コカ・コーラ教育・環境財団と北海道栗山町が共同で運営する宿泊型教育施設で、2010年にオープンしました。この施設は、自然と農業が充実する環境を活用した教育施設として利用されており、オープンから4年間で、国内外合わせて約2万人の小・中・高・大学生が訪れたのだそうです。




 学校という“懐かしさ”を醸し出す施設に、さまざまな形態の事業を組み合わせて新たな価値を創出する「廃校舎利用」。不動産事業にはまだまだ潜在する可能性があることを知らしめてくれました。



コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top