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2015
05.07

見積りビジネス

Category: ニュース

 全国賃貸住宅新聞2014年8月6日の記事「不動産一括査定のウェブ新サービスを開始 成約課金に応じたユーザーへのキャッシュバック」によると、不動産売却査定システムにキャッシュバックサービスを併用させる会社が増加しています。このサービスには、おもに東京、神奈川の数十社が参画しており、今なお増加し続けているとのことです。


見積りビジネス 
(イメージ画像)


 ここ数年、「不動産無料一括査定サイト」と称するシステムが話題になっています。これは、任意の専門サイトに売却予定の不動産情報を入力することで、複数の不動産会社に一括して金額査定を依頼できるシステムで、大手不動産会社はもちろん地域の中小業者も参画しているシステムです。

 従来の不動産売却では、売主が複数の業者に連絡・訪問するなどして査定を依頼していましたが、このシステムの導入により、業者と対面・会話せずに査定金額を把握できることから、なかなか時間が取れない都市部のサラリーマン世帯や、売却の事情を伏せたいユーザーなどから支持を集めているのだそうです。




 このような「一括査定&見積りサイト」は、その使い勝手の良さから、さまざまな業種において実施されています。




 大手運送業者が協賛している「引越し一括見積りサイト」では、料金はもちろん、作業内容や接客サービスなどをポイント化し、業者のランキングを公開しています。一方で、オフィスやお店の移転を専門に取扱う一括見積りサイトも現れ、既存の運送・引越し業者だけでなく、事務機メーカーやオフィス家具販売会社なども参加し、移転後のレイアウトを提案したり、新規商品の販売につなげるなど、新たな需要の開拓を行っています。




 他にも、テレビCMでよく知られる「自動車保険」や、家族連れや女性に好評の「旅行」、その業界内では知られている「太陽光発電システム(ソーラーパネル)」や「ホームページ製作」のサイトもあり、さらには昨今の中古リサイクル需要に乗じた「家電買取」の一括見積りも存在しています。




 一括見積りとは若干趣きを異にしますが、「システム・装置の製作」や「部品加工の試作開発」、「生産管理・製造ラインなどの試作開発」という工業製品と技術に特化した企業の集団『京都試作ネット』では、依頼された製品や技術に対し、「受託できる仕事か」と「見積りの提示」を2時間以内という速さで回答し、依頼者から絶大な信頼を得ています。このサイトには、全国から約100件の問い合わせが毎月寄せられており、2013年以降は日本ブームの影響もあって、海外の企業からも数多くの注文が寄せられているそうです。




 ただ、最近では「一括査定&見積りサイト」間の市場競争も激しくなっており、冒頭のキャッシュバックサービスは、サイトによる査定から成約した顧客へロイヤルティとして提供されています。今後、このようなサービスの差別化がより激しくなってくることが予想されます。どこかスマホユーザーの獲得競争とダブって写ります。


 
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