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2015
04.30

ロンドン不動産バブル

Category: ニュース
 
 日本経済新聞web版2014年11月17日のの記事「中国人富裕層、ロンドンの高級マンション積極購入」によると、中国の大手不動産会社が、英国ロンドンにおいて最高額で4億5千万円の価格を付ける高級マンションを販売したところ、一週間で約半数の住戸の契約が決まるほど人気を博したそうです。

 最近の中国国内不動産市場の低迷から、海外に投資先をシフトする中国人富裕層など中国マネーの矛先が、ロンドンを始めとしたヨーロッパ諸国に向けられています。さらに、中国人富裕層は、世界的ステータスを意識して子供を海外の有名大学に通わせることが多く、ステータスの高いロンドンは特に人気があります。



ロンドン不動産バブル 
(イメージ画像)


 現在イギリスでは、急激な不動産バブルが起きており、世界各国から投資マネーがロンドンをはじめとする主要都市に流入しています。最新の報告では、ロンドンの一部の地域においてわずか1年間で不動産価格が30%も急騰し、リバプールやマンチェスターも二ケタの上昇率となっています。

 日本でも首都圏を中心にアベノミクス効果による局地的な地価上昇傾向が報告されていますが、イギリス、特にロンドンでは、世界中の富豪・富裕層が「避難」と称して次元の違う不動産取引が行われています。


 このロンドンバブルの最大の要因として、情勢の不安定な国の富裕層が、金に糸目をつけずにロンドンの不動産を物色している現状があります。例えば、イタリアやギリシャの富裕層は、リーマンショック後のサブプライム問題で国が傾いたことから、一時的にロンドンに資金と身柄を「避難」させました。

 また、中東の富豪はもともとロンドンに憧憬があるのだそうですが、2012年以降の「アラブの春」で不安定となった中東や北アフリカの富裕層が、こぞってロンドンへ「避難」しましたし、政治的混乱で金融市場が動揺しているブラジル・アルゼンチン・トルコの富裕層もロンドンへ「避難」、ウクライナ情勢により元々ロンドンを好むロシアや東欧の富裕層がロンドンへ「避難」、なおもこのウクライナの政情不安では、更なる富裕層のロンドン避難が続くとみられています。

 さらに、旧イギリス領のインド、香港、シンガポールなどの富裕層は、「ロンドンこそ我等が都」という観念が根強く、資金を流入させることに積極的です。




 憧れの行き着く先は、世界の中心に居を構えるということでしょうか。




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