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2015
04.24

コペンハーゲンの街並み

Category: ニュース

 日経BP社の情報サイト“ケンプラッツ”2014年8月18日の記事「通勤を快適にする、港の上の自転車専用道路:コペンハーゲン」によると、デンマークの首都コペンハーゲンに、港の上を快適に走れる高架式自転車専用道路「Cykelslangen」が開通しました。

市民の50%以上の人が自転車通勤というコペンハーゲンでは、港を横断する自転車道・自動車道が慢性的に混雑していました。この「港上高架式自転車専用道路」は、その混雑を緩和する目的で造られました。



コペンハーゲンの街並み 
(イメージ画像)


 コペンハーゲンではこれまで自転車専用道はじめとする公共事業を強く推し進め、市民の収入の約50%を税金で徴収し事業費に充てることで、公共施設の充実を可能にしてきました。景気が悪くなると、公共事業を行い景気の下支えを行います。公共施設を充実させてきた成果は、富裕層の永住率や、企業誘致数が示しており、市民はその必要性を理解し、実感しています。




 この「Cykelslangen」をはじめ、優れたデザインの都市施設がコペンハーゲンには多く見られます。旧王立劇場Gamle Scene(バレー劇場)、新オペラハウスOperaren(オペラ劇場)、演劇ハウスSkuespilhuset(演劇場)の3劇場は、デンマークを代表する王立の表現芸術場として国民から親しまれています。( http://manabinotabi.com/travel_info/Denmark_Info/2013093000176/ )

特に、デンマーク語の演劇のみを開催する Skuespilhusetは、デンマーク国民だけの施設にしないために、劇場への案内道から眺める景色、ガラス張りの壮麗な概観、移動式のバー・カウンターが出せる木製テラスなど、来る人を楽しませる様々な工夫がなされ、みんなに来て欲しい、この場を好きになって欲しいという願いが込められた芸術施設なのです。




 次はホテルです。2010年の夏、コペンハーゲン市内にオープンしたホテル「STAY」は、港湾事業の衰退によって廃墟化してしまった、延べ床面積約2万㎡の産業ビルをコンバージョン(用途変更)し、ホテルに再生させました。

その外観は、ガラスを多用した近代的な建物でありながら、近接する川や港の風景とも調和しており、室内はモノトーン調のシックな雰囲気を演出しています。またこのホテルは、アパートメントタイプのホテルとして様々な用途で使用されており、観光やビジネスのほか、長期滞在時のオフィスとしても利用されているのだそうです。




 最後に公園を紹介します。コペンハーゲン市北部のノアブロ地区にある公園「Superkilen」は、まるで街の1ブロック全体で文化祭を催しているような芸術的デザインと街並みになっており、これまで数々の建築賞を受賞している公園です。( http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/column/20141027/681389/ )

実はこのノアブロ地区は、ヒッピーや左翼系アジトの拠点にもなるほど非行化が進んだエリアでした。第二次大戦後のデンマークでは、工業化の推進や少子化対策として、外国から労働移民を多く受け入れることを国策として行ってきました。そしてその多くの人々がこのエリアに住むようになり、スラム化してしまったのです。

 その状況を改善すべく、数々の政策プロジェクトを推し進め、芸術的にも人道的にも価値の高い公園を創り上げるまでに至ったのです。その全体像は、南国情緒と遊び心あふれる「レッドスクエア」、コンクリート製のチェスボードや自転車遊走道、噴水など憩いと交流を感じられる「ブラックエリア」、ピクニックやサイクリングなどレクリエーションテイストを演出した「グリーンパーク」となっていて、遊び・憩い・自然が融合した公園です。

 ぜひ訪れて見たいと思うのは筆者だけではないでしょう。


 
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