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2017
08.14

不動産業界にもAIの波がやってくる!?

Category: ニュース
 
 財経新聞2017年6月25日の記事「AIによる飲食店舗向け賃貸物件の家賃決定システムが試験運用へ」にて、産学共同による新しい取り組みが紹介されています。いわゆる「居抜き」物件の適正な家賃を割り出すために、AI(人工知能)を活用するとのことです。



 
不動産業界にもAIの波がやってくる!?
(イメージ画像:フリー素材より)




 近ごろ何かと耳にすることが増えてきたAI。私たちの生活に何をもたらしてくれるのか、具体的なイメージが見えづらいのがもどかしいところでもあります。「AIが普及するとなくなる職業は●●」という文脈で語られたり、囲碁や将棋の世界では「プロがAIに敗れた!」といったことがニュースになったりしています。




 その点、今回の家賃決定システムは目に見えてわかりやすい事例ではないでしょうか。飲食関係の居抜き物件の賃貸価格は、営業マンの経験と勘に基づいていることが多く、共有や継承がなかなか難しいのだとか。ある程度相場が決まっている住居やオフィス物件とは異なることも、理由にあるようです。




 このシステムを共同開発したABC店舗と奈良先端科学技術大学院大学は、2011年から研究を進めていたとのこと。ベテラン営業マンの経験を数値化するアルゴリズムを開発し、試験運用のはこびとなりました。一見ニッチに見えますが、居抜き物件市場はかなり増えてきています。




 例えば、エスニック系の店舗が居抜きで開業したと思われるパターン。居酒屋風の掘りごたつ席で、和の器で本格的なカレーが出てきたり、小料理屋風のたたずまいにもかかわらず、店に入ると東南アジアの雰囲気の中タイ料理が楽しめる、というちょっとうれしいギャップ。他にもファミレスからより勢いのある専門系の外食店へ、という事例もありますね。




 新しいものを生み出すことも重要ですが、今あるものを有効活用していくという発想も忘れてはならないと思います。またAIが進化するほど、人間ならではのコミュニケーションや情の部分がよりポイントになってくるのではないでしょうか。今回紹介したシステムもベテラン営業マンの経験値を元に開発しているとのことですし、データの蓄積があって、はじめてAIが活きてくるといえるでしょう。




 AIによる客観的なデータの蓄積を使いこなすのは、やっぱり人間なのですから。うまく共存していくことが今後の課題であり希望だと感じるニュースです。




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