FC2ブログ
2017
07.13

ワコールの新境地に注目

Category: ニュース
 
 ITmediaNEWS2017年5月30日の記事『ワコールが「空き家」ビジネス 京町家を宿泊施設に』にて、下着メーカー・ワコールの新しい取り組みが紹介されています。一見意外な組み合わせの「ワコール×空き家」。そのプランとは?



ワコールの新境地に注目 
(イメージ画像:フリー素材より)



 歴史ある京都の街並み。貴族文化や寺社仏閣とともに印象的なのが町家づくりの家々です。その町家をはじめ老朽化した物件や空き家を借り上げ、宿泊施設としてリノベーションするという今回のプロジェクト。2018年4月には2~3店舗をオープンさせ、その後2022年には50店舗へ拡大させるとのことです。




 この町家再生プロジェクトは、社内制度の新規事業提案からスタートしたとのこと。京都に本社を構えるワコールが地域に貢献していこうというポジティブな施策ですね。民泊と同様、旅館業法に基づいた「簡易宿所営業」施設となります。したがってスタッフ常駐型ではなく、最初に鍵を渡し、あとは自由に住むように使えることになるようです。




 京町家の老朽化は以前から問題になっていました。そんな中、古き良き京都の文化を体感できることに惹かれ、少しずつではありますが住み始める人も増えていると耳にします。ただ歴史が長い分、現代に暮らす人々にとっては水回りや空調など、使いにくい部分もあるとか。大手企業が本腰を入れて取り組むということで、まとまった規模での空き家有効活用に期待が持てます。




 デザインを手がけるワコールアートセンターは東京・青山のスパイラル(SPIRAL)を運営するグループ会社。歴史的に価値がある建造物はなるべく保存しながら、開発していくとのことです。伝統や趣のある雰囲気と現代のモダンな感覚が融合する、素敵な空間に仕上がるのではないでしょうか。




 海外では、何百年も前の建物を利用したホテルがあったりします。新しくなんでもそろっているホテルは快適ですが、積み重ねた時間を感じる建物に滞在するのは貴重な体験となることでしょう。新しい建物は数年で建てられますが、歴史の重みは長い年月を必要とします。残せるものはできるだけ残し、未来へバトンをつなげていってほしいと思います。




 京都市内の町家4万軒のうち、15%が空き家だという統計も。その15%が生き返れば地域の活性化への強力なコンテンツとなるのではないでしょうか。外国人観光客はもちろん、日本人にとってもぜひとも泊まってみたい場所になりそうです。他府県への進出も考えているとのことですが、まずは京都の魅力アップを成功させていただきたいですね。




コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top