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2015
04.01

リノベーション住宅のメリットとデメリット

Category: ニュース
 
 日本経済新聞web版2014年7月4日の記事「中古住宅再生に商機 関西の空き家の多さを逆手」によると、2014年に入り関西圏でリノベーション住宅の供給が急速に進んでいます。

 近畿の空き家率は2008年時点の14%と全国平均(13%)を上回る高さで、特に大阪市は17%と主要都市では日本一の高さとなっています。空き家のリノベーション転換が増えることで、防災や治安にも役立つことから、各自治体も普及をバックアップしているとのことです。



内装リフォーム 
(イメージ画像)



 ここ数年、リノベーション住宅が人気になっている理由として、ビジネスやライフスタイルの多様化が挙げられます。特に30~40代に、都市近郊に自宅を持つことで、通勤時間が短縮され、ビジネスやカルチャーに向ける時間を確保しようとする人が増えています。

 さらに、特にマンションにおいて、条件の良い立地で新築同様の設備を備えた物件が、予算を抑えて購入できるというメリットもあります。大都市圏の場合、新築マンションの60%程度の予算で済むことから、リノベーション限定で物件を探すユーザーも増えているとのことです。




 ただ、いくつかデメリットもあります。対象となる物件は築年数30年以上のものが多く、耐久性・耐震性が問題となるものも少なくありません。室内や外装はリノベーションできても、構造部分の補修には限界があります。最近では、耐震リノベーション住宅も出始めてきていますが、まだ供給数は少なく、課題のひとつとも言えます。

 また、マンションの場合、キッチンや浴室、配管など室内の水まわりは工事できても、建物全体の配管は単独で工事することができないため、事前に共用部の改修状況の確認が必要となります。

 ローンを組む際の障害もあります。リノベーション済みの物件をローンで購入する場合は、1本の住宅ローンなので問題はありませんが、物件購入後に自分でリノベーションすべく、その資金をローンでまかなう場合は、購入時の住宅ローンのほかに、金利が高い「リフォームローン」を組む必要があり、審査のハードルは以外に高いとのことです。




 リノベーションというコンセプトが出始めてから10年以上経過しましたが、構造の問題やローンの難しさなどまだまだ課題はあるようです。しかし、ユーザーの選択の幅が広くなったことは良いことです。欧米では中古取引の方が一般的で、新築よりも高い相場で売買されることも珍しくありません。




 東京オリンピックが開催される2020年頃には、より新味あふれるリノベーション住宅が現われることを期待しています。




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