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2017
06.12

「やっぱり地元だね」 福井のショッピングセンター事情

Category: ニュース

 YOMIURI ONLINE2017年4月16日の記事『イオン系列SCが唯一ない福井、商圏に「黒船」』にて、石川県小松市にオープンした「イオンモール新小松」が紹介されています。それよりも驚きなのが、全国展開しているイオンが福井にだけは出店していないという事実。その理由と新店舗の今後の展望についてチェックしていきましょう。
※なお今回は石川県のモール開店情報にもかかわらず、福井目線の内容となっております。




「やっぱり地元だね」 福井のショッピングセンター事情 
(イメージ画像:フリー素材より)



 小松といえば小松空港。その立地から、金沢など北陸主要都市へのアクセスが微妙と話題になることが多いように思います。さらに北陸新幹線という強力なライバルが現れ、厳しい状況に。そんな小松の救世主となれるのか?「イオンモール新小松」はJR小松駅から1.5キロ、そして福井市の中心部から車で1時間ほどの場所です。




 北陸地方最大級のショッピングセンターとして170店舗が出店。そのうち北陸初出店は30店にのぼるとのこと。近隣地域から広く集客を見込んでおり、さっそく福井の方たちも駆けつけたようです。




 ところで福井のショッピングセンターは、地元の商業者でつくる協同組合が主導して開発されてきたという歴史があるとのこと。大手スーパーと地元のテナントとの共存という「福井方式」が特徴で、現在11店が営業中です。




 ショッピングセンターといえば、最大公約数を求めるあまり、似たような雰囲気になりがちです。地域住民の要望や運営側の戦略を考えれば、ある程度は致し方ないことかもしれません。その戦略どおり多くの人々を呼び寄せ、近隣の商店街がさびれてしまい、買い物をする場所がますますショッピングセンターの一択になっていく、というスパイラルに陥ることも。




 その点「福井方式」は地元を守りつつ、地域の特長を出せるのが強み。店舗間の連携も良く、他店の商品をおススメしあうこともあるとか。保守的だという意見もありますが世知辛いこの世の中、商売敵とも連携するという考え方は貴重なものでしょう。




 福井県は、都道府県幸福度ランキング1位になったことでも有名ですね。福井の人は、ガツガツしていなくてマイペースで、地元を愛している、といった印象があります。そうして多くを求めるのではなく「足るを知る」という感覚が培われてきたのではないでしょうか。そんな福井マインドが、なにか関係しているのかもしれませんね。




 とはいえ「イオンモール新小松」については、福井県内のSCも影響はゼロとは言えないような雰囲気。のんびりしてはいられません。地元密着型のイベントなどを開催し、対策を講じています。「新しさ以外では十分対抗できる」との気合いと自信が頼もしく、他県人でも思わず応援したくなってしまうニュースです。




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