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2017
05.18

芸術の街から 緑のラブレター

Category: ニュース
 
 Jタウンネット2017年3月21日の記事「移住者400人! 過疎化寸前だった街が今、若者を呼び込むワケとは?」にて、「芸術のまち」となり、アーティストを呼び寄せているエリアが紹介されています。東京都心から1時間ほど、山梨県との県境に位置する神奈川県北西部藤野地区。山々に囲まれたこの地がいかにして「芸術のまち」となり、移住者が増えているのか?その秘密を見ていきましょう。




芸術の街から 緑のラブレター 
(イメージ画像:フリー素材より)




 藤野は戦時中に画家たちが疎開してきたエリアということもあって、芸術を受け入れる土壌があったそう。月日は流れ、地理的な事情もあり人口は流出。過疎化が危ぶまれた1986年「藤野ふるさと芸術村構想」がスタート。街ぐるみでのアートイベントを開催し、地域の活性化につなげてきました。




 「アートで街おこし」という発想は、今思えば先見の明があったといえるのではないでしょうか。しかも単発ではなく、時間をかけて取り組んできた結果、今でも移住者を呼び込む街となっています。




 例えば「パーマカルチャー運動」。パーマネント(永久的な)なアグリカルチャー(農業)ということで、自然志向・自給自足の暮らしをしていこうという理念です。また「トランジション藤野」は、大量消費エネルギーから再生可能なエネルギーに移行していこうという発想。発電システムを作り、電力をシェアしています。大震災後の原子力発電所の問題が発覚する前からの取り組みでした。




 日本全体から見れば少数派ですが、みんなが同じ考え方・生き方をする必要はないですし、このようなユニークな環境で育った若者や子供たちが自由な発想で、新しいものを生み出す人材になっていってくれれば…と期待がふくらみます。移住してきた人たちが新しい価値観や取り組みをはじめることで街の魅力がアップし、さらに人が人を呼ぶ、という良いサイクルになっているようです。




 藤野観光協会は移住者を呼び込む努力はこれからも継続するとのこと。そこで重要になってくるのは、住まい。空き家を素敵にリフォームし、迎え入れていく予定です。今後は移住者向けのWEBサイトを立ち上げるそうですが、ということは今までは口コミで移住者が増えていたんですね。ある意味すごいことだと思います。




 観光地として街を潤すためのアートではなく、住んでいる人たちの心を潤すためのアート。ということでしょうか。長年の取り組みが結果的におもしろい人たちを呼び寄せることにつながっている、不思議な街です。




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