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2017
02.20

どこまで広がる、いつまで続く、イオンの海外進出

Category: ニュース
 どこまで広がる、いつまで続く、イオンの海外進出

 イオンモールのアニュアルレポート「中国・アセアン地域で、ドミナント戦略による成長を加速。」によると、成長著しいアセアンにおいての出店は今後も引き続き進めていく模様です。国内でも次々に出店がされていくイオンモール、その拡大計画はいったいどこまで広がっていくのでしょう。




どこまで広がる、いつまで続く、イオンの海外進出 
(イメージ画像:フリー素材より)




2014年までにすでに中国とベトナム、カンボジアで開店

 2008年「イオンモール北京国際商城」から始まった海外への進出計画はその後、2010年「イオンモール天津TEDA」、2012年「イオンモール天津中北」、2014年「イオンモール天津梅江」「イオンモール蘇州呉中」「イオンモール武漢金銀潭」と2014年までに中国ですでに6店舗が開店していました。またインドネシアでも2014年「イオンモールタンフーセラドン」「イオンモールビンズオンキャナリ―」の2店舗が、カンボジアでは2014年「イオンモールプノンペン」の1店舗が開店していました。

 この間、日本でも続々と北海道から九州までの地域で開店しているのですが、日本全体での開店数と海外進出の開店数は共に近い数字になってきています。たとえば2014年を例にとってみると、国内での開店数は6店舗、海外でも中国が3店舗、インドネシアが2店舗、カンボジアが1店舗です。




2015年度の国内と海外の新しく開店した店舗数比較

 国内で2015年に開店した店舗数は5店舗でした。それに対し海外は7店舗。中国での「イオンモール北京豊台」「イオンモール蘇州園湖東」「イオンモール杭州良渚新城」「イオンモール武漢経開」「イオンモール広州番禺広場」、ベトナムでの「イオンモールロンビエン」、インドネシアの「イオンモールBSD CITY」です。

 いかに海外に力を入れているかがわかります。それと関係してか、国内では「イオンモール神戸南」のように出店が計画されたもののしばらく工事がストップし、開店時期が延長となったところも出ています。




海外出店が積極的に進められている理由

 短期的でなく中長期的に見ても高い成長率が見込まれる理由は、以下の通りです。

・個人消費の伸び:中国を例に挙げると、GDPに占める個人消費の割合は確実に増えています。2010年は35.9%だったが、2014年は37.9%。
・小売売上高の伸びが著しい:2桁の成長率であり、今後も消費マーケットの拡大が見込まれます。
・中間所得層の拡大の見込み:インドネシア、カンボジアは平均年齢が20歳代ですから、これからの伸び代が見込まれます。




2016年以降の動き

 2016年には中国で2店舗、ベトナムで1店舗、開店しました。そして2017年以降は中国で6店舗、カンボジアで1店舗、インドネシアで3店舗、開店する計画です。その勢いはまだまだ続く模様です。国内に目を向けてみると、2017年以降の計画は10店舗になっています。

 国内では、昔、力があった小売業は次々と淘汰され、ひとり勝ちの様相をもつイオンモールです。海外でも同じ方式ドミナント戦略によってブランド力を高め、仕入れや運搬などの効率化を図るオペレーションの向上を武器に進めていく考えのようです。名前を売ることと、実際のコストを下げること両方に目を向けたこの戦略はどこまで、いつまで成功し続けるのでしょうか。



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