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2016
11.24

三宮・再整備基本構想に思う、日本らしさ

Category: ニュース
 
神戸市役所ホームページ上の2016年10月25日の記事「神戸三宮『えきまち空間』基本計画作成業務委託事業者を公募プロポーザルの実施について」によると、神戸市三宮が今変わろうとしています。駅前「阪急三宮ビル」の大規模な建替えは、生まれ変わろうとする意気込みの象徴とも感じられます。かつては神戸市株式会社と呼ばれるほどに活気に溢れていた神戸がまた戻ってくる、そんな期待が神戸を訪れる人々の笑顔に表れています。




 三宮・再整備基本構想に思う、日本らしさ 
(イメージ画像)



この笑顔の理由は、神戸市の取組みの過程そのものにあります。その過程を簡単に説明します。

1.平成27年7月13日~8月12日の期間で、三宮周辺地区の「再整備基本構想」の案について意見募集(パブリックコメント)を実施しました。「神戸の都心と三宮周辺地区の計画について、みなさんのご意見を募集しています!」という神戸市からのわかりやすく率直な呼びかけに多数の意見が集まりました。

2.神戸の都心の未来の姿「将来ビジョン」が平成27年9月3日策定されました。

3.「神戸の未来を創る 300人のBE KOBE会議」を、神戸市と株式会社神戸新聞社との共催で、平成28年1月9日に開催しました。




この過程の中でも「BE KOBE会議」は圧巻です。参加条件からワークショップの進め方までを少し紹介します。




参加資格は高校生以上で神戸市内外不問。三宮は神戸市民だけでなくその周辺広くは県外からも訪れる都市なので市内外不問とすることは、より広い範囲の人々の興味・関心を引き出すのに有効でしょう。




当日は、集まった306名により、楽しくも熱いワークショップが3段階で実施されました。

1.「都心でやりたいコト」をひとりひとりがカードに記入し、それをもとに結成されたグループでテーマを決定します。

2.プロジェクトの実現に向けて議論し、興味がある、聞いてみたいというプロジェクトに参加者それぞれが投票し、発表されます。

3.明日からの自らの行動の決意表明である「BE KOBE 宣言カード」を作成し、グループ内で共有します。

ただ意見を吸い上げるだけでなく、ひとりひとりの意識に働きかけるという3つめのワークショップが意識の共有そして高まりを促しますね。




街はそこに集う人々のためにある。そんな誇りと自主性を人々に持たせ、その実現に向けて動く神戸市。平成27年9月にサイトで紹介されている「再整備基本構想」には、三宮周辺地区のまちづくりについて以下のような5つの方針が書かれていました。

1.笑顔で歩く
2.気持ちよく動ける
3.誘う魅力が溢れる
4.海・山、神戸らしさを感じる
5.支え、まもり育て、発信する




整備の過程に市民を巻き込み、またその結果をオープンにし、かつ皆で育てていく。これは貿易港として古くは平安時代から栄え発展し、国際都市となり、震災を経て絆が強まった神戸の歴史があるからこそ生み出された形と感じるのは私だけではないでしょう。





それぞれの地域の歴史をないがしろにすることなく、そこから湧き上る思いを形にし、都市も地方もその独自性を感じさせる姿を持つことが、日本の文化や教育のレベルの高さの証明にもなります。それぞれの地域が異なった輝きを放つ日本になってほしいと願いながら、まずは三宮の整備計画の成功を見守っていこうと思います。




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