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2016
09.05

華麗なる変身?刑務所からホテルへ

Category: ニュース
 
 毎日新聞2016年7月20日の記事『奈良少年刑務所 年度内閉鎖、保存へ 「明治の五大監獄」』によると、1908(明治41)年に建てられた奈良少年刑務所が閉鎖されるとのことです。歴史的建築物であることから、保存・活用の方向で検討されているようです。




華麗なる変身?刑務所からホテルへ 
(イメージ画像)



 改めて奈良少年刑務所を見てみますと、ドーム屋根とアーチが威厳を感じる表門やシンメトリーな庁舎など、れんが造りで素敵な建物です。当時の政府が作った「明治の五大監獄」の中で、ただ一つ創建当時の姿をとどめていることもあり、ぜひとも保存、有効活用を実現していただきたいところです。
※明治の五大監獄…千葉、長崎、金沢、鹿児島、そして奈良




 以前は老朽化が問題となり改築や移転が検討されていましたが、約2年前に文化財指定を目指し保存団体が発足。設計を担当した建築家・山下啓次郎氏の孫でジャズピアニストの山下洋輔さんが会長を努めています。ようやくその活動が実を結ぶ段階になりつつあるということで、なによりです。




 そこでさらに一歩進んだ計画が浮上。法務省が民間と手を組み、日本初の刑務所ホテルにするという話で調整中とのこと。ホテル経営で得た利益を改修費用に充てる予定で、これが実現すれば他の施設にも良い前例になることでしょう。




 ちなみに海外ではすでに実例があります。吹き抜け等の施設を活かしつつ、スタイリッシュでモダンなホテルに生まれ変わるパターンが多いようです。例えばイギリスのオックスフォードにある世界初の刑務所ホテルは、稼働率が9割を超える人気だとか。囚人用の食堂はレストランに、運動場はテラス席に。構造を活かし、囚人気分が味わえるユニークなホテルとなっているそうです。




 日本では、れんが造りを活かした東京駅の再建が記憶に新しいところ。駅という地の利もありますが、多くの人を惹きつける空間になっていると思います。刑務所ホテルが実現すれば、奈良の新しい名所になる可能性があるかもしれません。




 奈良県はホテル不足と言われていますが、量ではなく質とアイデアで勝負してみてはいかがでしょうか。ちなみにディナーはくさい飯ではなく、奈良の素材を活かしたおいしい料理を期待します!




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