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2016
07.28

拡大するカフェインレス市場

Category: ニュース
 
 サントリー食品インターナショナル株式会社の5月30日付ニュースリリース『「ボス デカフェ・ブラック」新発売』によると、コーヒー飲料ボス・シリーズにデカフェタイプが登場、6月28日から全国のコンビニ及びキオスクを中心に販売が開始されます。今回販売開始となるのは同社が展開しているボス・シリーズの新商品で、近年市場が拡大しているデカフェタイプ。小容量ではなく500mのlペットボトルで販売、当初は全国のコンビニエンスストア及びキオスクでの限定販売で訴求していきます。





ボス デカフェ・ブラック新発売、サントリー 
(イメージ画像)




 近年健康志向の高まりを受け、日本でもオーガニックや糖質などに配慮した商品が市場を賑わせています。静かにブームとなっている健康市場に向けて、飲料各社も「特保」などの商品開発に取り組んできました。サントリー食品においてもウーロン茶などのお茶飲料を中心に参入していましたが、今回提供されるのはコーヒー飲料。カフェインを大幅にカットした「デカフェ」を全面に押し出しての展開となります。




 日本の「デカフェ」「カフェインレス」市場は、実はそう大きくはありませんでした。コーヒー大手のネスレジャパンにおいて、赤いキャップで販売されているレギュラー・ソリュブルコーヒーがその草分け的存在ですが、どちらかと言えばコーヒー市場の片隅でひそやかにその存在を主張してきた印象です。同社によればその「カフェインレス・コーヒー」の需要がこの10年で1,6倍に、また全日本コーヒー協会によるとカフェインを抜いた豆の輸入量は2013年から2014年で倍増しているとのことで、メーカー各社から熱視線が向けられています。




 日本ではようやく動き出した感の強いカフェインレス市場ですが、欧州ではカフェインの摂取量に指標が設けられていることもあって人気となっており、世界的にはコーヒー市場の10%を「デカフェ」「カフェインレス」が占めています。従来コーヒーからカフェインを抜く過程で発生する味の劣化や変化も技術の進歩によって十分カバー出来ること、またUCC上島コーヒーのようにカフェイン含有量が少ないコーヒー栽培に本格的に乗り出していることも、デカフェ市場が成熟化していくための追い風となっています。




 「カフェインが少ないコーヒーなんて」とは言え、コーヒーの持つ利尿作用や眠気を払う力が穏やかになれば、もっと親しみやすい飲料として手に取りやすくなるのも確かでしょう。妊婦さんやお年寄り、そして肌荒れしたくない若い女性にとって、好きだからこそ毎日飲みたいコーヒーを安心して飲めることになるのですから。スターバックスやタリーズでも展開しているデカフェ市場にペットボトルで参入を果たすサントリー食品のボス・デカフェ、新しい飲料ジャンルのボスを目指して市場に切り込んでいくことになります。




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