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2015
03.18

役割を果たしたモノ達のカムバック

Category: ニュース
 
 マイナビニュース2014年9月18日版の記事『「オフィスワーカーに安心感を」 - 築40年の新宿三井ビルディングが地震の揺れ幅を6割軽減』によると、2014年9月16日、三井不動産は東京都・西新宿で「新宿三井ビルディング 40周年記念展示及び超大型制振装置見学会」を実施し、「高層ビル用超大型制振装置TMD」を報道陣に発表しました。

 新宿三井ビルディングは新宿副都心高層ビル群の先駆け的な存在で、同ビルを運営する三井不動産は、東日本大震災の教訓から今後南関東エリアで発生が予想される地震に備え、築40年の当ビルを、最新鋭の防災機能を装備した新築ビルと同レベルにすべく、現在改修工事を進めているとのことです。





 TMDとは、振り子のように揺れることで地震の揺れを吸収・軽減する装置で、オイルダンパーを用いるため電気を全く使用せず、地震で停電が起きても耐震装置は作動し続けるというメリットがあります。仮に東日本大震災規模の地震が発生した場合、TMDの設置によって揺れ幅を60%抑制することが可能となるそうです。築年数の古いビルが、最新の技術によってその役割を継続できることになる訳です。




カセットテープ 
(イメージ画像)





 古い技術をカムバックさせようという動きは、他の各分野で行われています。1996年に契約者数約1,078万人の一大ブームを起こしたポケベルですが、現在は一部の医療機関で使われる以外、ほとんど見られなくなりました。

 しかし、このポケベルの「非常に強い電波」を発信できる特性を生かし、防災情報端末に転用する技術が進められ商品化されました。現在、全国100以上の自治体から問い合わせがあり、関心度の高さを示しています。これも東日本大震災で通信網が遮断された教訓からの知恵と言えるでしょう。




 さらに「VHS」や「カセット」などで使用されていた磁気テープも現在見直されています。日本が開発した国際宇宙ステーションの実験棟「きぼう」。その調査から得られた膨大なデータが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)において、磁気テープに保存されているのだそうです。

 従来のテープ素材に「バリウムフェライト」という物質を混合させることにより、テープ1本にDVD3万枚分のデータが保存でき、約30年の長期間保存が可能となったそうです。




 技術革新が目まぐるしい現在、「温故知新」がひと味違ったアイディアをもたらすのかも知れません








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