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2016
04.04

どんどん拡がるショッピングモール発想

Category: ニュース
 
 東洋経済ONLINE2016年2月27日の記事『ショッピングモールには理想の街の姿がある 東浩紀×大山顕「実は社会的弱者に優しい」』にて、作家・思想家の東浩紀氏とフォトグラファー・ライターの大山顕氏の対談が紹介されています。『ショッピングモールから考える』(幻冬舎新書)の一部抜粋で、モールを中心とした視点から快適な街のあり方など、多岐にわたって言及されています。




どんどん拡がるショッピングモール発想 
(イメージ画像)




 まずはユニークなタイのモール「ターミナル21」について。その名の通り空港のターミナルを意識した内装で、各階ごとに世界の都市がモチーフとなっています。その中でも特にはじけているのが東京フロア。外国人がイメージする東京をさらにパロディにしたようなキッチュさがあるとか。不思議なカタカナや適当な日本語があふれています。 ここまでひねりの効いた作り込みを、モールという広大な空間でやってしまうパワーに脱帽です。もはやテーマパークの域に達しているのではないでしょうか。




 一方日本のショッピングモールはどうでしょう。大手デベロッパーが手がけるため、クオリティや安心感がありますが、俯瞰で見ると画一的になるのは否めません。とはいえ地域の方々にとってはオンリーワンな存在。最近では地元色を打ち出した店舗やさまざまな工夫を凝らした店舗も増えてきたように思います。地元に愛されつつ、周辺からも集客し、さらにインバウンドも取り込んでいきたい…と募る想いが感じられます。




 また「ショッピングモーライゼーション」=「都市のショッピングモール化」という概念は、ユニークながらある意味納得。フリーライターの速水健朗氏が著書の『都市と消費とディズニーの夢―ショッピングモーライゼーションの時代』で提示しています。 発祥の地アメリカでは、ショッピングモールは都市計画の延長として考えられているとのこと。その考え方は、かのウォルト・ディズニーの構想が元になっているとか。時代を超えてその理想が現代に受け継がれています。




 「ショッピングモーライゼーション」が、日本で世界で着々と進んでいたんですね。消費者としては、出店しているテナントや経済効果に注目しがちで、モールと都市機能の関係という視点は新鮮でした。 さらには美術館、スタートレックの宇宙ステーション、クルーズ船まで、ショッピングモールの文脈で語られるとは。特にクルーズ船が動くショッピングモールというのは言い得て妙です。いずれも安全で快適な空間を提供しているところが人気の理由と言えるでしょう。




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