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2015
03.17

狭くない日本

Category: ニュース
 
 公益社団法人つくば科学万博記念財団発行ウィークリーつくばサイエンスニュース2014年1月27日~2014年2月2日の記事「平成25年の国土面積は182ヘクタール・東京ドーム39個分増加」によると、国土交通省の国土地理院は1月31日、2013年10月1日時点の過去1年間の日本の増加した国土面積を発表しました。発表によると、主に埋め立てなどによって1年間で東京ドーム約39個分に相当する1.82km2増加したとのことです。





オランダ 
(イメージ画像)




 日本国土の面積推移を見てみると、戦後の混乱期から5年後の1950年測量時には368,382.80km2でしたが、昨年の2013年測量時には377,961.73km2となり、63年間で9,578.93km2増加し、東京ドームで換算すると約203個分も増加したことになります。これは、地積測量技術の発達や地震等による地殻・地表面の変動、さらに埋立てなどが主な増加の要因にあげられます。中でも埋立てによる増加は、人工的な国土の増大とも言えます。




 日本で最も面積が広い都道府県は北海道ですが、最も狭いのは香川県です。当初は2番目に狭かったのですが、算定法の見直しにより最下位になってしまいました。それ以前の最下位は大阪府でした。

 大阪府では主に大阪港の埋立てなどによって、18.6km2(2008年現在)面積を増加させてきたのですが、大阪港の周辺ではたびたび地盤沈下が発生し、その原因が戦前からの地下水のくみ上げによるものだったそうです。そこで大阪港を河口とする河川の幅を広げて内港とし、発生した土砂を盛り土して区画整理するという大阪港復興計画が策定され、1947年以降埋立て工事を続けてきたのです。




 世界各地にはさまざまな埋立地があります。世界最大の人工島で有名なドバイの「パーム・ジュメイラ」は、人工の埋立地としては世界最大面積を誇ります。また干拓事業によるものでは、世界最大のオランダ干拓地があります。国土の1/4が海面下にあるオランダは、13世紀以降350km2(1世紀当たりの平均)ずつ干拓によって面積を広げ、現在では10,000km2を超える広さになっています。オランダの干拓事業は国が存在する限り続くと言われています。




 埋立ての歴史は、言い換えれば、陸の越境の歴史とも言えるようです。




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