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2016
02.18

進化した京都の文化の殿堂

Category: ニュース
 
 Fashionsnap2016年1月5日の記事『前川國男の代表建築を改装した「ロームシアター京都」蔦屋書店やカフェ新設して再出発』によると、50年間親しまれてきた「京都会館」が3年間の改修工事を終え、1月10日にリニューアルオープンを迎えるとのことです。





進化した京都の文化の殿堂 
(イメージ画像)




 ル・コルビュジエに師事した近代建築の巨匠・前川國男が設計を担当し、1960年に開館した京都会館。モダニズム建築の傑作として有名ですが、老朽化などの問題で京都市による再整備計画が策定され、今回のリニューアルに至りました。周囲との調和を考慮した建物を残しつつ、現在の基準に合わせた設備や機能が盛り込まれ、さらに魅力的な空間に生まれ変わりました。




 約2000席のメインホール、約700席のサウスホール、約200席のノースホールを備え、さまざまなイベントに対応可能に。平安神宮のほど近く、美術館などが集まる岡崎エリアで、京都の文化芸術の拠点としてさらにパワーアップといったところでしょうか。またエリアの賑わいスペースを盛り上げようという意図もあるようで、「京都岡崎 蔦屋書店」、カフェ&レストラン「京都モダンテラス」が新たに出店。他にも通り抜けできるプロムナードや広場など、自然に人が集い、流れが生まれる作りになっています。




 ちなみに「ロームシアター京都」という名称は、地元京都の半導体メーカー「ROHM」がネーミングライツを取得したことによるもの。前身の「京都会館」は、住民の強い要望に応え、市民や企業からの寄付金を財源の一部として設立されたそうですので、今も昔も文化を愛する地元の方たちの愛や熱意に支えられているんですね。




 オープニング事業として能楽、オペラ、落語、バレエ、日本舞踊、コンサート、芸術祭など、多彩なジャンルの公演が予定されています。京都の「文化の殿堂」としての歴史と懐の深さを感じますね。大小のホールも整ったことですし、さらに幅広く文化芸術の発展に寄与することでしょう。




 首都圏ではホールやアリーナの改修・閉館が相次ぎ、2016年問題とも言われています。時間がたてば避けられない問題ですが、文化発信の場を絶やさないという視点を持ち続けていただきたいところです。日常的に生で芸術に触れられる機会はとても貴重です。その国の魅力を判断する上でも、経済や商業と同じくらい大切なものだと思います。




 「ロームシアター京都」が掲げる「劇場文化」をつくる 4つの要素と事業の柱は、創造・育成・交流・生活とのこと。つまり文化芸術を創り出し、子供や若者を育て、世界とつながり、京都に根差したプログラムを提供するということ。ハコを作って終わりではなく、未来へつながる素敵なリニューアルになりました。




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