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2015
12.21

奈良に泊まって、ゆっくり観光してみませんか?

Category: ニュース
 
 @Press2015年11月9日のプレスリリース「JR奈良駅前1分にマンション&ホテル建設プロジェクト始動  フクダ不動産、ホテル概要とマンション棟の完成イメージを公開」によると、奈良県橿原市の不動産会社・フクダ不動産がJR奈良駅直結の分譲マンションおよびホテルの建設を発表したとのことです。




奈良に泊まって、ゆっくり観光してみませんか? 




 この土地は旧国鉄の所有地を奈良市が取得し、ホテル誘致を目指していた場所。その後計画が頓挫しましたが、フクダ不動産が入札し、ようやく開発が実現化しました。奈良、大阪で「ピアッツァ」ブランドを展開する地元ディベロッパーの心意気を感じます。




 マンションは地上13階、ホテルは11階の予定で、高さは制限ギリギリの40m。なぜ40mかといいますと、奈良では建築基準法や都市計画法、景観法に基づいて建物の高さ制限があるからです。だからこそ1300年以上の歴史を今に伝えてくれているのですね。京都も同様の制限がありますが、行政の規制緩和や経済界の後押しもあり、街の活性化との両立が図られ、日本を代表する観光地の地位を確立しています。




 京都と比べると、若干地味な印象の奈良。しかも追い打ちをかけるようなデータが。意外なことに、奈良のホテル数は全国最下位だというのです。2013年の厚生労働省衛生行政報告例によると、訪れる観光客は年間約3500万人と堂々の数字ですが、ホテルの数がそれほど少ないとはどういった理由なのでしょう。




 不思議に思い調べる…その前に、奈良には行くけれどもその後京都に泊まるというパターンなのではと推測してみました。皆さんも心当たりがありませんか?実際奈良で観光客にインタビューしたところ、やはり泊まるのは京都や大阪と答える人が多いようです。1時間ほどでアクセスできるため、かえって不利な状況となってしまっています。




 また高さ制限により高層ホテルが建設できないため、収益の面から開発に取り組む企業が少ないといったことや、さらには遺跡や出土品が発見されることも多く、工事が進まないといった奈良ならではの理由もあるとのことです。




 やはり個人や企業単体ではなく、行政も巻き込まないと街づくりは進んでいかないものだなあと改めて感じさせらました。大仏やお寺や鹿、吉野山の千本桜など、優良コンテンツが満載の奈良ですらさまざまな苦労があるんですね。




 若干ネガティブなトーンになってしまいましたが、フクダ不動産は「奈良を立ち寄るだけの場所にしない」との想いで今回のプロジェクトを進めていくとのこと。初のホテル運営ということで、地域と業界活性化のためにも、観光の足掛かりになるような居心地の良いホテルになることを期待しましょう。




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