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2015
11.19

品川のディープゾーンがタワマンに 武蔵小山の再開発

Category: ニュース

 東京ローカルのシティカルチャーガイド『TOmagazine』のWeb版「TOWeb」2015年10月1日の記事「再開発の武蔵小山 東京R不動産・林厚見が歩く」にて、再開発が迫る武蔵小山の現状が紹介されています。11月には店舗の解体が始まり、その跡地には40階建てのタワーマンションが建設される予定だそうです。




品川のディープゾーンがタワマンに 武蔵小山の再開発 
(イメージ画像)




 東急目黒線武蔵小山駅周辺は昔ながらの飲み屋が密集している地域で、地震や火災などに対する防災性を向上させるべく整備事業が計画されたとのことです。正式には「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」という名称で、東京都都市整備局の主導で実施されます。




 すでに閉店している店舗が多く、街に活気がなくなってきており、営業しているお店の方が少ないそうです。東京R不動産の林厚見氏と武蔵小山の飲み屋街に詳しい草彅洋平氏が聞く、店主たちの声とは。




 ある居酒屋のご主人いわく「(立ち退き料で)葬式代くらい出ちゃうからね」「もちろん街が綺麗になった方がいいですよ!」「いやあ、我々はもう辞めたいですから」と、すでに割り切ってらっしゃるご様子。




 また前回のオリンピックの際、酔っぱらって裸でほっつき歩く姿を外国から来る人たちには見せたくないという理由で、夜間は営業禁止だったとか。他にも再開発自体は以前から計画されていたのに又貸しが多く、なかなか話が進まなかったなど、現場の生の声が興味深いところです。




 カラオケ居酒屋のママもサバサバしたもの。武蔵小山のお店に通っている方らしく、「粘って強制撤去まで営業するなんて、みっともないじゃないですか?」「(タワーマンションなんて)誰が買うんでしょうね?」




 林氏、草彅氏も言うように、時折飲みにやってくる立場からすれば「変わってほしくない」という気持ちでしょう。ただ、店主の方たちの考えや立場もそれぞれ。再開発でタワーマンションになるのが一概に良い・悪いとも言えません。もちろん移転してお店を続ける方たちもいるので、すべてゼロになってしまうということはなさそうですが。




 建物はいつか老朽化するものです。かといって再開発のたびに利便性を追求し、クリーンで人工的な空間ばかり生み出されていくのは…少し味気ないような気もします。特に武蔵小山のような独特な雰囲気は、一度なくなってしまったら元に戻ることはないでしょう。これからはその土地土地の個性や歴史を十分考慮しながら、再開発を進めていくことが求められるのかもしれません。


 
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