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2015
03.12

官と民の合わせ技

Category: ニュース
 
 朝日新聞デジタル2014年8月25日の記事「岩手北上市、陸上競技場・体育館の命名権を来月公募」によると 岩手県北上市は北上陸上競技場と北上総合体育館に企業・団体名や商品名などを入れた愛称をつける命名権(ネーミングライツ)を募集することを8月21日に発表しました。

 2016年のいわて国体の主会場となるこの陸上競技場で、スポーツを通じイメージアップ戦略を企業側に訴求していくとのことです。ネーミングライツ(命名権)を利用する企業は増加してきており、行政側の財政事情と企業側のイメージ戦略がマッチした官民融合のビジネスとしてメディアにもしばしば取り上げられています。




歩道橋 
(イメージ画像)




 ここ数年、ネーミングライツ市場で話題になっている施設が「歩道橋」です。兵庫県では2014年6月に2社と計4橋について契約締結したことを発表しました。契約期間はいずれも5年で、命名権料390万円が兵庫県の財源となります。設置を検討している企業側は歩道橋ネーミングライツ導入の条件として、人口・交通量が多いこと挙げており、特に都市圏での実施例が目立っています。




 国内の歩道橋では最も規模が大きい宮城県仙台市の「ペデストリアンデッキ」には、樹木が植えられ、駅前に立地する百貨店やファッションビル、シティホテルなどとも連結しています。

 さらにエレベーターが各所に設置され、地上・地下の地下自由通路や地下鉄のコンコースに繋がっていて、多くの人で賑わうことから、「実質一階」として慣れ親しまれています。また、デッキから直接出入りできる店舗かどうかで来乗客数に相当な差が出るとも言われており、不動産会社に対するデッキ路面の出店希望者は後が絶えないそうです。




 日本で初めて作られたペデストリアンデッキは、1973年に設置された千葉県柏市の柏駅東口のものです。以降、国内で次々に完成したペデストリアンデッキは、北海道から沖縄まで大小約290ヵ所もあり、その多くが街のシンボル的な場所として親しまれています。歩道橋の役割がもうひとつ増えたようです。








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