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2015
10.15

注目の再開発プロジェクトを進めるJ.フロントリテイリング

Category: ニュース
 
 東洋経済オンライン2015年8月16日の記事「大丸松坂屋が一等地の再開発で目指すもの 東京銀座と大阪心斎橋でビッグプロジェクト」で、J.フロントリテイリングの山本良一社長のインタビューが紹介されています。東京と大阪での建て替え、再開発を進めるJ.フロントリテイリングの今後はいかに。




注目の再開発プロジェクトを進めるJ.フロントリテイリング 




 前半は現状に関する所見が述べられています。昨今の訪日外国人客の増加で、免税店の売り上げが前年同期比5倍となり、その売り上げ規模は全体の21.6%にまで達しているとのことです。一方で高額品とボリュームゾーン、特に婦人服が苦戦しているとも。




 百貨店全体に言えることですが、専門店やショッピングセンター、ネット通販などさまざまなチャネルがしのぎを削る分野でもありますので、ある程度は致し方ないかもしれません。ちなみに紳士服は堅調だそうで、いいものを選び長く大切に着ていきたいと考える男性が増えているのでしょう。




 後半では、今後の方向性について答えています。やはり一番気になるのは、銀座の旧松坂屋跡地で進行中の再開発プロジェクト。フロントリテイリング、森ビル、住友商事、L Real Estate(仏LVMH系の不動産ファンド)の4社が事業者となっており、2016年11月に竣工予定です。




 「最高に満たされた暮らし」情報を発信するため、百貨店という形態にこだわらず、都心型のショッピングセンターという業態を選択したという山本社長。ハイクオリティ・ハイクラスを中心とした約250~300のテナントの誘致を計画しています。どのようなショップが出店されるのか楽しみに待ちましょう。




 低層階は商業施設、上層階はオフィスフロアで構成され、さらに屋上は銀座エリア最大級となる約3,900平方メートルの屋上庭園を整備予定。敷地を有効活用しながら「最高に満たされた暮らし」への準備も抜かりなしです。




 他の商業施設と違ってユニークな点が2つ。1つ目は地下3階に能楽最大流派・観世会の能楽堂「観世能楽堂」が入ること。江戸時代、観世流の屋敷が銀座にあったらしく、松濤から本来の場所に戻ってくることになるんですね。2つ目は、観光バスが数台止まれる乗降スペースの設置。観光案内所も併設し、国内外からの団体客を受け入れます。昨今の訪日外国人の増加は追い風ですね。風はしばらくは吹き続けるでしょう。




 閉店前はやや苦戦していたイメージの銀座松坂屋でしたが、そこからの大逆転となりますか?なるでしょう!インタビューにもあるように来年から再来年にかけて各地の大丸・松坂屋の建て替えがおこなわれるところにも、意気込みを感じます。




 さらに今年資本業務提携を発表した千趣会の強みを活かし、通販事業とのシナジー効果も作り出していく狙いもあるとのこと。あくまでも中核は百貨店ですが、マルチリテーラーとして多角的に展開しつつあるJ.フロントリテイリングに注目です。




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