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2015
03.10

第二の地面

Category: ニュース

 日本経済新聞電子版2014年7月5日記事「ジョー・コーポ、屋上庭園付き住宅販売 まず松山市街」によると、松山市の不動産・建設会社が屋上庭園付き木造住宅の販売を始めました。



屋上 
(イメージ画像)



 郊外に比べて地価が割高な街中では庭のスペースが確保しにいため、家庭菜園や砂場などの屋上庭園を配置することによって、需要に応えるコンセプトだそうです。最近ではマンションなどの共同住宅でも、屋上に家庭菜園を配しているところがあり、共同で使用する入居者からなかなかの人気ぶりだそうです。



 一方、居住用建物だけではなく、オフィスビルにおいても同様の動きが活発となっています。電子部品を扱う加賀電子(東京都千代田区)は本社ビルの屋上に植樹等の緑化を推進しています。コンセントや無線LANも整備して、緑の屋上で仕事や打ち合わせができる環境づくりをしています。



 また、商業施設「マークイズみなとみらい」(横浜市)の屋上菜園は日本最大級の施設です。設計・施工を担った三菱地所によると「客を呼べる屋上づくり」はこれから不動産開発業界で重要なテーマになっていくとのことです。行政側にも緑化を推進する動きがあり、1,000平方メートル以上の敷地に建物を新築する場合、屋上の2割以上の面積を緑化するよう東京都が条例で定めるなど、屋上の緑化活用の動きは広がっています。



 東日本大震災以降加速するエネルギー問題においても、屋上ビジネスが脚光を浴びています。イオンショッピングセンター「イオン伊丹昆陽SC」(兵庫県伊丹市)では、一般住宅などの居住用建物でよく目にする太陽光パネルを、屋上全面に設置しました。太陽光発電市場では、2014年度内に申請・設置した設備について補助金が支給されるため、関連各社が競い合う形で急ピッチの設置が進められています。



 海外に目を向けると、地中海マルタ島のカスティーユホテルの屋上レストランが有名です。最近ではフィリピンのマニラ近郊に2014年5月オープンした「屋上レストランLe Jardin」は街全体を見渡せ、早くも世界中から注目が寄せられているそうです。



 第二の地面「屋上」は不動産の新市場と言えるかも知れません。


 
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