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2015
08.19

ホテルが足りない!と思っていたら・・・

Category: ニュース
 
 テレビ東京系の情報番組ワールドビジネスサテライトで2015年6月24日に放送された「もうすぐ夏休み ホテルが足りない!?」によると、訪日外国人観光客が急増している影響から都市部のホテルが混み合い、客室予約が困難な状態になっています。

 特に大阪エリアでは、USJの人気やアジアからのLCC(格安航空会社)利用者の増加によって、既存ホテルの予約が数ヶ月先までうまっている状況になっています。

 そんな現状を解消しようと、東急グループによる“USJオフィシャルホテル”が2015年8月にオープンすることになりました。そんな巨額のホテル建設が進む一方、築年数の古いオフィスビル改装した“ホステル64大阪”という宿泊施設が、おもに海外のバックパック旅行者を中心に口コミで人気が広がっています。

 また、江戸時代に建てられた古民家に、コンバージョン&リノベーションを施して高級宿泊施設へと再生させる計画が、兵庫県篠山市で行われています。歴史的建造物である古民家も、不動産価値で見れば0円となってしまうため金融機関の担保が付きませんでしたが、観光産業を対象とした“観光活性化マザーファンド”から資金調達することで事業化のメドが立ち、客単価3万円の高級ホテルとして2015年10月にオープンすることになりました。




ホテルが足りない!と思っていたら・・・ 
(イメージ画像)



 使われていない既存の建物を、さまざまな形態で利用していこうという動きが見られるようになっています。とまれる株式会社(東京都千代田区)では、賃貸物件の空室に旅行者が泊まれる宿泊予約サービスをスタートさせ、話題になっています。

 近年急増している空き家問題をきっかっけに、国家戦略特別区域法の「旅館業法の適用除外」を活用することにより、賃貸物件の空室を保有する物件オーナーと旅行者が、サイト上でマッチングできるサービスを実現させたのです。

 通常、旅行者はホテルや旅館などの宿泊施設を利用しますが、オリンピック期間中は宿泊施設が不足します。しかし、オリンピック後も同様の宿泊客を見込める訳ではなく、建設に慎重な事業主も多いため、オリンピック期間中の客室不足は解消されていません。

 さらに、旅館業法の規制も足かせになっています。宿泊施設に適用される旅館業法では、フロント設置を義務付けるなどの細かい制約があるのです。そこで政府は、東京オリンピック開催を機に、国家戦略特別区域内における旅館業法の適用を除外し、一定の基準を満たすことによって、賃貸物件の空室が旅行者に提供できるようになったのです。




 空室利用は別荘にも波及しています。株式会社STAYCATION(ステイケーション/東京都渋谷区)では、当初、貸し出し目的の別荘事業を運営していました。

 “7日間の海辺の暮らし”と題して、神奈川県湘南エリアの地元の料理研究家やネイチャーガイドなどとタイアップするなどの活動が軌道に乗ってきた頃、周辺の別荘オーナーから賃貸活用を委託されるようになりました。

 当初は、スタジオ撮影や宿泊パーティなどに使用されることを想定していたそうですが、ハウスウェディングやヨガ合宿イベント、展覧会や事業プレゼンスペースなど、貸し手側の想像を飛び越えたアイディアや趣向を借り手側から提案されることもあるそうです。




 既存の施設をどう活用するのか頭を悩ませるよりも、利用者からニーズを言ってもらうことが近道のようです。答えはお客さんのニーズにあるということでしょう。




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