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2015
07.29

シンプル is ビューティフル&リーズナブル~成田空港第3ターミナル

Category: ニュース
 
 ハフィントンポスト日本版2015年5月26日の記事『その「和モダン」はもう古い 日本の空港は変わった!』によると、LCC(ローコストキャリア)専用の成田空港第3ターミナルが日本的なミニマリズムを感じさせる空間に仕上がっているとのことです。




シンプル is ビューティフル&リーズナブル~成田空港第3ターミナル 
(イメージ画像)




 徹底的にコストを抑えつつ、デザインの力で白を基調にしてスッキリまとまっています。4月のオープン時にはマスコミでもよく取り上げられていたので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。陸上用トラックが印象的です。




 第3ターミナルのデザインを担当したのはクリエイティブラボ「PARTY」。代表取締役の伊藤直樹さんによると、「静」と「動」のバランスがポイントだったとか。




 「動的デザイン」を象徴するのが陸上用トラック。実際に陸上競技で使われているゴムチップ製の床材を採用しているので足首や膝への負担が軽く、体が飛び跳ねるような感覚があるそうです。さらにコース内にサイン表示を入れ、乗降客を自然に誘導。予算の問題で動く歩道や内照式のサイン看板が設置できないことを補って余りあるアイデアです。




 一方「静的デザイン」のヒントになったのは京都の街づくり。碁盤の目のように整った通りや高さや色を制限した建物などから、人を迎え入れる場の美意識を感じたそうです。フードコートのデザインを統一したところにその考え方が取り入れられているとのことです。




 また、ラウンジのソファベンチやフードコートのテーブルと椅子は無印良品をする良品計画によるもの。ソファベンチがビシーッと整列している様は、これぞミニマルデザインという趣き。縦横に区切られた京都の街並みを思い出させます。ちなみにソファベンチは無印良品の定番「脚付きマットレス」をベースにしているので、座り心地だけでなく寝心地もいいそうですよ。




 というように「静」と「動」を融合させながら「今の日本」をプレゼンテーションする場となった、成田空港第3ターミナル。かなりイイ線いっているのではないでしょうか。建設予算は通常の約半分だったそうですが、制約をポジティブにとらえ、アイデアを駆使し、他のターミナルとは違うオリジナリティを生み出すことに成功していると言えるでしょう。




 伊藤さんいわく、今回のキーワードは「more than 2 into 1―ふたつ以上の機能をひとつのものに集約するという経済合理性―」。これからの建築や設計、デザインなどさまざまな分野において、参考になるのではないでしょうか。




 とりあえず新国立競技場の関係者にみならってほしい…との思いが頭をよぎったのでした。




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