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2016
05.30

ハウスドゥ、「京町 離宮」ブランドで簡易宿所事業参入

Category: ニュース
 
 5月2日配信の日本経済新聞プレスリリース『ハウスドゥ、「京町 離宮」のブランドを立ち上げ簡易宿所(旅館)事業運営準備を開始』によると、不動産業を全国展開している株式会社ハウスドゥが増え続ける外国人観光客向けに京町屋をイメージした「京町 離宮」ブランドを立ち上げて、素泊まりを基本とした旅館業に参入する準備に入ったとのことです。





ハウスドゥ、「京町 離宮」ブランドで簡易宿所事業参入 
(イメージ画像)




 株式会社ハウスドゥは不動産関連事業を全国展開していますが、創業の地である京都において伝統的な町屋のリフォームやリノベーションも数多く手掛けており、不動産事業による情報の集積とリノベーション事業による技術の積み上げを活かして、今後ますます需要が見込まれる国内の、特に京都にスポットを当てたインバウンド参入を目指します。




 近年日本を訪れる外国人観光客は増加の一途を辿っており、政府もまた観光振興へ力を注いでいます。「クール・ジャパン」を発信し「おもてなし」をアピールしていますが、観光客の増加に見合う充分な宿泊施設を確保出来ていないのが現状です。




 歴史と伝統に彩られた姿を今に残す京都は訪日外国人観光客の人気も高く、米旅行雑誌「トラベル+レジャー」のワールドベストアワードにおいても2014年、2015年の2年連続で第1位を獲得している他、京都市の調査においても2014年には過去最高の5,500万人超を記録しています。




 一方で増え続ける外国人観光客を受け入れられるだけの宿泊施設の提供が困難ともなっており、施設の不足や価格の高騰といった問題が顕在化してきています。民泊に期待する声も高まっていますが、無許可営業などの問題もあり、規制が強化される可能性があります。




 同時に近年、日本国内の空き家や空き地問題も指摘されており、政府による対策も本格化してきています。株式会社ハウスドゥの今回の旅館業参入は京都をベースに検討開始されますが、全国各地の観光地への展開も視野に含まれており、この点での効果も注目されるところです。




 観光産業の活性化という面のみならず、少子高齢化によって始まった日本の様々な問題の解決に結びつけられるのか、テストケースの一つとなるかもしれません。




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2016
05.26

虎ノ門インターナショナル

Category: ニュース

 日本経済新聞電子版2016年4月13日の記事「森ビル、東京・虎ノ門の再開発始動 計3棟4000億円」によると、虎ノ門の再開発は大規模となり、かつての面影は一変しそうな雰囲気を思わせています。




虎ノ門インターナショナル 
(イメージ画像)




 都内では開発ラッシュが続きます。新宿、渋谷、汐留などで再開発は行われてきましたが、虎ノ門は手つかずのままの未開発地区でした。2020年の東京オリンピックに向けて最後の都心大型プロジェクトとして注目を集めています。




 計画によると、複合施設の虎ノ門ヒルズ(地上52階)を中心に、高層住宅のレジデンシャルタワー(56階)、オフィスの拠点となるビジネスタワー(36階)、駅と一体的に整備されるステーションタワーが建設されるとのことです。




 「職・住・遊」をコンセプトにして総合的な街づくりを目指しています。ビジネスタワーは外資系企業を積極的に誘致する予定です。ここ最近の都内各所の再開発でも外資企業の誘致がトレンドになっており、虎ノ門とライバル地区との競争はさらに激化しそうな予感です。




 また、起業家を支援する試みもみられ、上場企業との交流の場を設けるなどして、ベンチャー企業の育成に力を注ぎます。ビジネスタワーでは大規模な外資系企業を受け入れる一方、起業して間もないベンチャー企業の拠点もつくり、従来にはない多国籍企業が集うオフィスビルが誕生する模様です。




 虎ノ門の再開発区域は、虎ノ門ヒルズ・エリアだけでなく、周辺地域も対象になっています。そのひとつが虎ノ門病院の立て替えです。虎ノ門病院は都内屈指の名門病院と知られ、規模もそうですが大学病院並みの高度医療を提供しています。名医が揃い、洗練されたスタッフが対応にあたり、患者は遠方からも来院します。




 病棟ならびに業務棟は高層ビルに生まれ変わり、かつての病院の名残は一変するようです。虎ノ門は下町風情を残し、中小企業が集う街とのイメージがありましたが、虎ノ門ヒルズの建設を皮切りに、国際的なビジネス街、ハイセンスな住宅地、そして高水準の医療施設の建設と、まったく新しい街に変貌しようとしています。




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2016
05.23

大阪・新歌舞伎座跡がようやく動き出します

Category: ニュース
 
 なんぱ経済新聞2016年4月5日の記事『なんば・新歌舞伎座跡に「ホテルロイヤルクラシック大阪」2019年10月開業へ』によると、冠婚葬祭大手ベルコによる大阪ミナミ・新歌舞伎座跡地の開発が発表されたとのことです。




大阪・新歌舞伎座跡がようやく動き出します 
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 今年6月に着工、2019年開業予定の「ホテルロイヤルクラシック大阪」。2009年に新歌舞伎座が閉館してから少し間が開いてしまいましたが、ようやく具体的に動き始めるとのことで、地元のみなさんもひと安心といったところでしょう。




 地下1階、地上19階で客室数は150室。レストラン、バーラウンジ、5つのバンケットを備えつつ、チャペル、フォトスタジオ、ブライダルサロンなどブライダル施設も充実。ロケーションも良く同社としては初の大型シティホテルということもあり、大阪ミナミの新しいランドマークを目指します。




 外観のインパクトも充分。完成イメージによると、低層部の連続する唐破風(からはふ)と高層部の直線的なファサードのコントラストが印象的です。新歌舞伎座に敬意を払い、デザインを継承しながら現代的な機能を備えた施設を融合させるという方法。数年前にもありましたね。そう、東京・銀座の歌舞伎座です。先代のデザインを踏襲し、再利用できるものは活かしていくという、同様の構成で建て替えられました。




 偶然か必然か、いずれも設計デザインは隈研吾氏が率いる建築都市設計事務所によるものです。主張するデザインではなく、環境に溶け込むような建築をモットーとしている隈氏。新国立競技場でも、その考え方を貫かれるそうです。




 奇しくも同時期の工期となりそうな「ホテルロイヤルクラシック大阪」。創建からのさまざまないきさつにより、あまり歌舞伎が上演されなかった大阪・新歌舞伎座。その名残の唐破風を受け継ぐシティホテル。ちょっと不思議な気もしますが、ある意味納得できるのではないでしょうか。




 インバウンドの増加により、東京よりホテル不足が心配される大阪。国際観光都市大阪の発展に貢献したいとのことですが、ユニークな外観で人気が出ることを期待したいですね。




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2016
05.16

8坪に日本が凝縮されたセレクトショップ

Category: ニュース
 
 WWD JAPAN2016年4月4日の記事『重松理UA名誉会長が目指す「真正・和のディズニーランド」構想とは?』によると、ユナイテッドアローズ創業者の重松理・名誉会長のプロデュースによる衣料品と雑貨の専門店「順理庵(じゅんりあん)」が銀座にオープンするとのことです。




8坪に日本が凝縮されたセレクトショップ 
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 店名から想像できるように、純和風のたたずまい。貴重な木材を多用した数寄屋造りです。商品はメンズとウィメンズのジャケットやワンピースを取り揃えています。素材は手織生地や結城織や米沢織など、日本の伝統技術が感じられるものを使用。洋服も着物も取り扱い、オーダーメイドも可能です。縫製は日本国内の工場によるもので、さすがのこだわりとなっています。




 パートナーたちも重松氏の広い人脈を生かした その筋の一流の方たちです。京都の帯匠「誉田屋源兵衛」十代目山口源兵衛氏とは、日本古来の手織り技術を継承すべく檸檬草プロジェクトを共同で立ち上げた仲だそう。もちろん順理庵でも同プロジェクトで生産した生地を使った商品を提供します。




 また京都の銘木商・泰山堂の村尾泰助氏が総合監修と雑貨のプロデュースを担当し、順理庵の世界観を表現。男物と女物、和装と洋装、伝統的なものとモダンな感覚が素敵に混ざりあった空間を演出しています。




 広く浅くではなく深く狭くターゲットを絞り、絶対的な価値観を追及していきたいという重松氏。決して安くはありませんが、気に入った方はとことんほれ込むような商品だと思います。今後は、日本古来の伝統や良いものを伝えること注力していく意向とのこと。

 順理庵は手始めかもしれません。2018年春には、京都・鷹峯に『洛遊居』という文化施設を開設するのだそうです。「ギャラリー兼多目的空間会館」「数寄屋造りの茶室」「総檜作りの能舞台」「楼閣の書院」が予定されており、こちらも非常に興味深いところです。




 鷹峯といえば、昨年誕生から400年で話題となった琳派発祥の地。プロデューサー的存在だった本阿弥光悦が、徳川家康から鷹峯の地を拝領したのが1615年だったことに由来しています。現代のプロデューサー・重松氏が光悦と重なって見えてきますね。ご本人も意識されているのではないでしょうか。




 「真正・和のディズニーランド」を目指されるとのことですが、そのセンスと感度で、もうちょっと粋な言い回しを期待したいところです!




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2016
05.09

眠らない街で眠らせないホテルが登場

Category: ニュース

 日経トレンディネット2016年3月28日の記事『東京・赤坂に「眠らないホテル」、レストランの代わりに何がある?』にて、ユニークなホテルが紹介されています。ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツによる「ホテル・ザ・エム インソムニア 赤坂」。同社の最上級ホテルブランドとしてオープンしました。





眠らない街で眠らせないホテルが登場 
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 「ホテル・ザ・エム」は“その土地に求められること”をテーマに掲げ、ロケーションごとにコンセプトを変えて展開していくとのこと。そこで眠らない街・赤坂ではINSOMNIA=眠らない人がテーマ&ホテル名になりました。




 ターゲットは東京に住む20~40代前半の男性を想定。そのライフスタイルに沿って「ワーキング」「キッチン」「フィットネス」がテーマとなっています。ワーキングスペースには英国王室ご用達のスコットランド企業のサラウンドシステムを完備。キッチンシステムはドイツ製。フィットネスマシンはイタリア製と、ただならぬこだわりが随所に散りばめられています。さらに京都から東京初進出のスペシャルティコーヒー「ウニール(Unir)」が運営するカフェなど、こちらも抜かりなしです。




 さまざまな用途に応えられるよう、部屋は広くあえてシンプルに。たとえば飲んで語って騒いでの男子会も良いですし、仕事やイベントなどの作戦会議にも使えそうですね。ルームチャージ制なので、人を募って都会のど真ん中で大人の合宿的に、いかがでしょうか。時間を気にせずとことん企画を作り込めるのでは?アイデアが煮詰まったら…コーヒー、料理、筋トレなどなど、リフレッシュの方法もいろいろで、いつもよりハイテンションな夜になりそうです。




 また部屋にはミニキッチンと電子レンジ付きということで、前身のホテル時代から外国人の長期滞在者が多かったとのこと。これは昨今のホテル供給不足の解決に一役買うことになるかもしれませんね。




 ホテルにレストランもバーも併設していないのは、赤坂の街を楽しんでほしいという思いもあるそう。コンセプトを明確にして、こだわる部分に思いっきりこだわり、それ以外は割愛し、街との共存を目指します。




 今後は年間で約8億円の売り上げと平均稼働率約90%を見込んでおり、2017年に2軒、2018年に2軒の予定で出店していくとのことです。自身のライフスタイルを大切にしている大人の男性と今後も増えるであろうインバウンド。一見かけ離れているようですが、いわゆる普通のホテルとは違った、自由な滞在が期待できそうです。


 
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2016
05.02

豊洲、千客万来への道すじ

Category: ニュース
 
 ダイヤモンドオンライン2016年3月24日の記事「豊洲新市場に温泉登場で大江戸温泉とのバトル勃発!?」によると、今年11月に開業する豊洲新市場に併設される観光施設「先客万来」の事業者が決定したとのことです。




豊洲、千客万来への道すじ 
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 当初は大和ハウス工業と喜代村が商業施設を担当する予定でしたが、相次いで撤退。新たに事業者を再公募し、3チームの中から温泉施設を経営する万葉倶楽部の「チーム豊洲江戸前市場」が選定されました。




 飲食・物販からなる商業ゾーンが2018年夏に、温泉とホテルが2019年夏に開業予定。1年間の空白期間があったことにより、新市場とは時間差での開業となりました。2年弱は市場単体での営業となりますが、とりあえず決まったことをポジティブに考えましょう。




 商業ゾーンは170~280ほどの店舗が入居し、江戸の町並みを再現したオープンモールとして計画されています。そしてコンペを勝ち抜いたポイントであり、万葉倶楽部の本業でもある温泉施設も気になるところ。24時間営業で温泉とホテルを設け、市場関係者や観光客を呼び込もうとの狙いです。




 以前、喜代村の社長が撤退の理由を涙ながらに語っていたところによると、お台場の大江戸温泉物語との競合が問題になっていたかと思います。それもあり、今回万葉倶楽部が選ばれたというニュースはちょっとした驚きでした。が、お湯の質も客層も異なるので共存は可能とのこと。




 テーマパークのような大江戸温泉とは異なり、千客万来は癒しをメインに落ち着いた雰囲気になりそう。無色透明で肌当たりの良い湯を、湯河原の自家源泉から毎日タンクローリーで運び込み、温泉はもちろん無料の足湯でも提供します。




 ようやく事業者と計画が決まり、いろいろと期待が高まるところですが、その前にまずは豊洲新市場へのスムーズな移転が大前提。まだあまり大きく取り上げられることは少ないですが、施設の準備は着々と進んでいるようです。ただ市場へのアクセスなど、さらに強化が必要な課題も残っているでしょう。




 築地市場も最初から観光スポットとして人気があったわけではありません。市場を中心として、さまざまな業者や店舗が集まってきたことにより、活気が生まれてきたことでしょう。スタートダッシュできるのに越したことはありませんが、長い目で豊洲を見守っていければよいのではないでしょうか。




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